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温泉設備情報コーナー

浴槽の温度レベル管理について

ろ過循環方式による温度管理

浴槽のろ過循環方式には、一般的に砂ろ過方式、珪藻土ろ過方式、カートリッジろ過方式がありますが、温泉スケールの影響等を考えると、ろ材にろ過砂を利用した急速ろ過方式が主流のようです。急速ろ過の場合はおおよそ、浴槽容積の2倍程度の毎時あたりの循環量を確保して行ないます。従いまして、大容量の循環がなされている中で、循環配管の配管中の一点の温度=浴槽内の温度となりますので、 この温度を検出し自動温度調節弁などの開閉にて熱源の供給、停止を行えば非常にシビアな温度管理が出来ることになります。

掛け流し方式による温度管理

昔ながらの経験と勘により温泉と水のバルブの微調整で浴槽の温度を適温に保つことは非常に難しい作業です。自動にて温度調節する方法もあります。浴槽内に温度センサーを取り付け、そこの温度を検出し自動弁にて熱い温泉の供給、停止を行う事により可能となります。しかしながら、特に大浴槽であったり浴槽の形状によって、また、温泉の湯だし口の位置などによりセンサー取り付け部の位置と浴槽の他の位置とに温度差ができる場合があり、場合によってはシビアな温度管理ができない場合があります。

浴槽のレベル管理

特にろ過循環方式を導入している場合、自動にて浴槽のレベル管理を行なっています。浴槽清掃後の温泉張込み時には大容量で張込み、浴槽の玉淵寸前でストップさせその後は比較的少量の温泉を流し込み、大勢のお客様が一度に入り湯面が下がった場合に再度大容量にて復帰させるなどの操作をします。通常、5P(電極棒5本の)レベル監視用電極を用い、3P(電極棒3本)で張込みレベル管理を行い残りの2Pで循環ポンプの空転防止回路を作成します。

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