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温泉設備情報コーナー

温泉井戸の開発について

通常の温泉井戸の開発過程の概略

1.前段調査

対象地域の地質に関する資料から当該地域の地質学的な傾向を調べる。
空中写真(1万分の1程度)が入手できれば合わせて分析を行い地形図(1万分の1程度)に落とし込む。

2.概査

地表地質踏査、水質分析、放射能検査などがある。
地表地質踏査
前段調査の結果から断層の割れ目などが見られる場所や地質的に変化のある場所を中心に踏査を行い資料を作成する。
水質分析
当該地域の河川水、湧水、地下水などの採水ができれば、それらの成分、温度、電気伝導などを測定して資料を作成する。
また、近隣に既存の温泉があれば、その温泉の資料も加える。
放射能検査
地熱(地下の岩石中に保有されている熱)の要因として放射能を持つ鉱物中に含有するウラン(238)、トリウム(232)、カリウム(40)など放射性元素が関わっていることを利用して地下水脈の要因となる地層の亀裂などにより放射性物質が地表に出やすくなっている部分の特定を行う。

3.精査

前段調査と概査に基づいて、さらに詳しく地表地質踏査を行い、温泉地質平面図、断面図を作成する。
さらに状況に応じて各種物理探査(放射能探査、電気探査、地温探査、MT探査など)を行う。

4.総合分析

上記の調査結果に基づいて総合的な解析を行う。
これにより掘削地点の選定、開発成功の可能性、掘削深度の検討などを行う。

5.掘削工法の検討

温泉の泉脈から効率よく採取できる方法を検討する。
掘削口径、深度、水止め位置の十分な検討を行う。

6.掘削申請書類の作成

年に2〜3回の割合で開催される温泉審議会に必要な書類を作成し提出する。
一般的な提出書類は下記の通り。
  • 土地使用承諾書:掘削地付近の状況を示す見取り図(3千分の1以上)
  • 温泉利用計画書:法人の場合は定款、または寄付行為の写し及び登記簿謄本
  • 掘削断面図:付近源泉所有者の同意書
  • その他:各県所轄の指導に伴う必要書類

温泉揚湯の動力設備について

温泉掘削時の揚湯試験の結果に基づいて動力装置の選定を行う。
温泉審議会に温泉動力装置許可申請書の提出、許可が必要となる。
動力装置はエアーリフト揚湯方式と、水中ポンプ揚湯方式が一般的である。
それぞれにメリット、デメリットがあるが、昨今の掘削技術が進歩し、大深度掘削が可能になった中では水中ポンプ揚湯方式が主流になりつつあるようである。

温泉の開発には費用がかかり過ぎる

温泉を新規に取得するには、掘削費用、揚湯動力設備費用を合わせると莫大な投資金額がかかります。また場合によっては開発に失敗し、無駄な投資となるケースもあります。定期的な維持管理も必要でこれらに要する費用もばかになりません。弊社では“天然鉱石光明石温泉”のご紹介をさせて頂いております。厚生労働省の認可を取った商品<医薬部外品43D第251号>ですので、効能(神経痛、リウマチ、肩こり、腰痛、痔、冷え性、産前産後の冷え性、疲労回復)を謳うことができます。また、その効能を表示した看板を掲げることができます。天然鉱石のため、長時間の反復利用が可能ですのでランニングコストもかかりません。

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